●ミヤベイワナに逢いに。
- 2025.06.17
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このブログ「風」のバナーにしてもらっている写真は、2021年に制作した「神田日勝へのオマージュと然別湖」。
モデルは然別湖の特別天然記念物、エメラルドの魚体美しいミヤベイワナ。
ちょうど神田日勝記念美術館で開催中の2025年度コレクション展「トリビュート神田日勝」が開催中で、この拙作も展示されていて、6月13日、然別湖釣行とタイミングよく再会できた。
エゾハルゼミが鳴き始めた然別湖。
自作フライを沈ませ、ゆっくりとボートを漕ぎながら、新緑の湖面を渡る。
腕にくる。腰にくる。寄る年波に、ここまでの然別湖との付き合いの長さを想いつつ。
ググンとロッドが曲がった。
グリーンバックの美しい背。
魚体にはルビーの斑点が散らばる。
まさにこの山と空に湧いた稀有な美しさ。
翌日の天空の湖は、雲の中。
水温が少し下がって、冷水温を好むミヤベイワナは、活性が上がったようだ。
パクン!グググーン!と、流がし引っぱるフライを次から次、ためらいなくくわえ、ロッドを躍らせた。
雲が抜けた湖面で、別れを惜しみつつ。
また、来るね。
然別湖特別解禁